過活動膀胱に係わる言葉がややこしい
過活動膀胱に頻尿、切迫性尿失禁。。。
いろいろな医療用語が混じっていったい何が何だかわからない!という方も多いのではないでしょうか?
用語を覚えるありませんが、違いを知っておくと治療の時や、ネットで調べるときにも役に立つことがあります。
今回は、3つの言葉の違いをまとめました。
男性の尿トラブルには過活動膀胱や切迫性尿失禁、頻尿などがあり、これらの言葉の定義は微妙に違いがあります。
これらの言葉は混同される方が多いですが、言葉の定義を知っておくと尿トラブルの改善に役立ちます。
過活動膀胱とは病気の名前であり、膀胱の働きが過敏になることが原因で、頻尿の状態になります。
頻尿や切迫性尿失禁は病気の名前ではなく、トイレが近くなる症状をいいます。
過活動膀胱は病名で、頻尿や切迫性尿失禁は症状であることが、過活動膀胱との違いになります。
過活動膀胱の症状 頻尿と切迫性尿失禁の違い
では、頻尿と切迫性尿失禁の違いは何でしょうか?
頻尿とは?
頻尿は、何度もトイレに行きたくなる症状です。
漏らしてはいけない。。。とさらに何度もトイレに向かってしまうこともあります。
一般的に、日中で1日8回以上トイレに行く、夜間1回以上トイレに起きていくことを頻尿と言います。
切迫性尿失禁とは?
切迫性尿失禁は、ストレートに言ってしまうとお漏らしです。
過活動膀胱の人には頻尿の他に尿漏れがある方がいますが、頻尿や尿漏れが進んでしまい、トイレに駆け込むものの直前で漏らしてしまう症状を言います。
特に、ぎりぎりで漏れてしまうのが特徴で、水の音を聞いたり手を洗ったりするとトイレに行きたくなることがあります。
どちらの症状も過活動膀胱が原因ですので、頻尿や切迫性尿失禁の症状を改善するためには、過活動膀胱を治療することが必要になります。
過活動膀胱を治療するには、泌尿器科の病院に通院して医師の診察を受けることが必要です。
過活動膀胱の治療法は、薬物治療や膀胱トレーニングなどがあり、薬物治療では抗コリン剤などの薬が処方されますので、医師の指導に従って薬を服用します。
膀胱トレーニングは尿意を感じてもすぐにはトイレに行かず、トイレに行くのを我慢するトレーニングです。
膀胱トレーニングを続けることによって、トイレに行くのを我慢できるようになります。
過活動膀胱の原因で最も多いのは加齢ですので、男性も女性も年をとると過活動膀胱になるケースが増えてきます。
過活動膀胱は加齢に伴う自然現象としての側面があるため、程度の差はあれ、ほとんどの人は年をとると若い頃よりもトイレが近くなります。
過活動膀胱は冬の寒い季節になると患者数が増えるため、冬は体を冷やさないように注意することが予防法になります。
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