カフェインやお酒と過活動膀胱に関係はあるの?
過活動膀胱になるとトイレが近くなるだけでなく、急にトイレに行きたくて我慢できない、トイレぎりぎりで漏らしてしまうなどの症状が出ます。
トイレに何度も行ってしまう頻尿の場合、お酒やカフェインを飲まないようにすると収まることもあると言われています。
今回は、過活動膀胱とお酒、カフェインが関係あるのか?まとめましたので、参考にしてください。
過活動膀胱の原因とお酒・カフェインとの関係
まずは、過活動膀胱になってしまうわけを考えてみたいと思います。
過活動膀胱は、膀胱がうまくコントロールで来ていない状態です。
本当だったら、膀胱におしっこが十分溜まってきたら、
「そろそろトイレに行った方がいいですね〜」
と脳に信号が行くのですが、ちょっとしかおしっこが溜まっていないのに、
「すぐにトイレに行ってください!!」
と信号が行ってしまうのです。
膀胱と脳でうまくコミュニケーションできていない原因となると、様々ありますが、病気やケガ、またストレスや自律神経などが関連しています。
そうなると、過活動膀胱にはアルコールやカフェインは関係ないようですが、アルコールやカフェインが原因で過活動膀胱になることはありません。
お酒やカフェインでトイレが近くなるのは、利尿作用があるからです。
飲むとトイレが近くなるというのは、過活動膀胱の方でなくても経験したことがあるのではないでしょうか
利尿作用により、腎臓で水分が吸い取られずに膀胱に行く水分量が増えるので、トイレ1の回数が増えるということになります。
過活動膀胱の方の場合、もともと貯められる量が少なくなっていますから、お酒やカフェインでさらにトイレが近くなるということもありますので、飲むとどうなるか普段からよく観察しておくといいでしょう。
他にも膀胱を刺激する食べ物・飲み物がある
また、お酒やカフェインだけはなく、他の飲み物や食べ物にもトイレを近くするものがあります。
唐辛子やスパイスなどの刺激の強い調味料は膀胱を刺激すると言われていますし、お酢レモンやグレープフルーツ、いちごなどの酸っぱい果物も膀胱を刺激してトイレに行きたくなることがあると言われています。
同様に、ヨーグルトやサワードリンクなど酸っぱい乳製品も控えるとよいとされています。
食品添加物に含まれる成分の中にも、膀胱を刺激するものが入っていますので控えた方が無難です。
このように、飲み物や食べ物の中にもトイレを近くするようなものがたくさんあります。
普段気にせずにしている食事も、少し気を付けてみると、過活動膀胱の治療の役に立つかもしれません。
通常、薬や運動療法の他に、生活習慣の改善が過活動膀胱の改善によいと言われています。
それは、食事や飲み物による影響が少なからずあるからだと言えます。
もし、過活動膀胱の症状に悩んでいるようでしたら、治療とともに食生活も見直してみるといいでしょう。