男性の過活動膀胱、何科の病院へ行けばいいのか?
過活動膀胱の原因には病気などによるものと神経が傷つくことで起こるものがあります。
それぞれ、泌尿器科、神経内科(神経科)と違った科で治療となります。
では、まずはどの病院へ行けばよいのでしょうか?
今回は、どちらの病院へ先に行くのか、治療法などをまとめました。
男性の過活動膀胱は、トイレが近くなったり、がまんができずに尿を漏らしてしまうなどの弊害が起こり夜に何度も起きて睡眠不足になるなど、他の病気を併発する可能性もある病です。
発症した場合は、まずは泌尿器科で診断を行うことが適切となります。
過活動膀胱の原因は、基本的に神経因性と非神経因性とに別れています。
泌尿器科の医師によって詳しい原因を調べ、神経のトラブルからくるのか神経トラブルとは無縁なのかを特定して適切な治療を行うこととなります。
神経因性の過活動膀胱の場合は神経内科へ
神経のトラブルであった場合は神経科で治療を受けることになり、頻尿や尿漏れなどは泌尿器科では治療ができないので神経内科にて治療を行います。
その目安としては脳卒中や脳梗塞の脳血管障害や、脊髄損傷などの脊髄障害の後遺症による神経回路の障害であった場合は明らかに神経のトラブルの神経因性となり神経科での治療を要します。
神経トラブルではない非神経因性の場合は、前立腺肥大症が関連して尿が出にくい状態となる膀胱への負担がかかることで起こる男性の過活動膀胱や、骨盤底筋のトラブルである女性に多い骨盤底筋が弱くなって起こる過活動膀胱などに別れます。
また、これら以外の原因の特定できない場合もあり、医師の問診や検査での診断が重要となり、治療の効果によっても治療法が変わったりする場合もあります。
神経因性の過活動膀胱の治療
診断の方法には、尿検査にはじまり血液検査や腹部エコー検査、さらにはストレステストや尿流測定などあらゆる検査を行って分析する必要があります。
治療法には薬物治療や行動療法があり、薬物治療では、何種類もの薬を用いてより適切となる薬を優先的に使って治療します。
行動療法では、生活習慣を改善する膀胱訓練や排泄介助、生活指導から理学療法を含み弱まった機能を鍛えて症状の軽減を図っていきます。
男性の過活動膀胱は、複雑な原因に別れているのでまずは泌尿器科への相談をおすすめします。
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