過活動膀胱は早めに医療機関に相談しましょう
過活動膀胱になると、急にもよおして漏らしてしまうという切迫性尿失禁になることがあります。
また、切迫性尿失禁になると水の音を聞いただけとか、手を水で洗っただけなどでトイレに駆け込む症状が出ることがあります。
今回は、切迫性尿失禁が起こるわけやなぜ水に関係して起こるのか、その対策をまとめましたので参考にしてください。
過活動膀胱とは、文字通り、膀胱の活動が活発になることで引き起こされる症状のことです。
通常、尿をためこんでいる時は、膀胱の筋肉は緩んでいます。
そして尿の量がある程度の量になってくると、膀胱の筋肉は収縮します。
それによって人間は尿意を覚え、トイレに向かうと言うメカニズムです。
しかし過活動膀胱になると、それほど尿の量が溜まっていないにもかかわらず、膀胱の筋肉が収縮してしまうため頻尿になったり、強い尿意に感じたりして、時にはそれが我慢できずに失禁してしまうと言うような症状が引き起こされやすくなります。
過活動膀胱は男性、女性問わず起こり得るものです。
原因としては加齢による筋力の低下などが挙げられます。
男性の過活動膀胱の場合は、前立腺肥大による尿道の圧迫が主な原因であることが多いです。
前立腺肥大は、年齢を重ねた男性であれば起こりうる可能性は高い現象です。
ただ場合によってはそれが前立腺疾患を原因としていることもあるので、早めに病院に相談することが望ましいです。
切迫性尿失禁のメカニズムと対策
過活動膀胱の中でも、急激に強い尿意に襲われ、トイレに間に合わず失禁してしまう症状は、切迫性尿失禁と呼ばれています。
切迫性尿失禁になっているときの膀胱は
刺激に対して敏感
膀胱が伸び縮みせずに固く小さい
という状態です。
トイレに行きたい!という信号に異常に反応してしまう上に、膀胱におしっこがためられないため漏れてしまいます。
この切迫性尿失禁になると、水道の蛇口から出てくる水の音、あるいは川のせせらぎ音などを聞くと、ますます尿意が強くなってしまい我慢できない思いに駆られると言うこともあります。
これはそうした水の音が、排尿やトイレを想起させるためだと言われています。
刺激に対して過敏になっている膀胱がそういったトイレのことを思い出すと、尿意に襲われてしまうのだそうです。
このような場合、病院での治療をするのをおすすめします。
切迫性尿失禁の場合、自然に治っていく可能性が少ないのですが、適切な薬を服用すると効果が表れやすいと言われています。
また、トイレを連想する言葉に敏感になりすぎているということが考えられますので、は日頃からあまり過活動膀胱、失禁に対して深刻にとらえ過ぎないのも効果的です。
そのことがストレスとなっていると、余計に神経が過敏になったり、筋肉が収縮して状態が悪化しやすくなってしまいます。
失禁が心配な場合は、今すぐにできる対策としてパッドを上手に利用して対処すると良いです。
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