椎間板ヘルニアで過活動膀胱に?
男性の過活動膀胱の原因にはいろいろありますが、椎間板ヘルニアで過活動膀胱になることもあります。
どうしてヘルニアで過活動膀胱になるのか、その原因と対策、注意点をまとめましたので参考にしてください。
過活動膀胱とは、急に我慢できない尿意が起きたり、トイレが近い、急にトイレに行きたくなったり、我慢できずに尿が漏れてしまうなどの症状が出る病気です。
過活動膀胱の男性の場合、前立腺肥大症のある人では50?70%ほどはこの症状があるとされています。
原因は様々なものがありますが、椎間板ヘルニアになることで引き起こされることもあります。
ヘルニアとは突出した状態のことを言いますが、椎間板ヘルニアとはつまり椎間板が突出した状態のことを言い、神経を圧迫するなどの症状が起こります。
椎間板ヘルニアになると過活動膀胱を始めとした様々な排尿障害が起こる可能性があります。
排尿や排便を司る神経を圧迫したりすることが原因でこのような排尿障害が起こってしまい、他にも足に力が入らなかったり、感覚が麻痺する、つま先立ちができないことなどの症状が出ることもあります。
ヘルニアで過活動膀胱になると手術が必要かも
椎間板ヘルニア自体の原因としては、姿勢の悪さなどによる過度の圧迫、老化などが考えられます。
このような症状を引き起こさないための対策としては、保存治療が行われます。
コルセットの着用や生活習慣の見直しによることで腰の負担を軽減することが基本となります。
しかし、過活動膀胱などの排尿障害が出ているヘルニアは重症の状態です。
この場合には手術が必要となってきます。
保存治療では改善することが難しく、放置してしまうと後遺症が残ったり、寿命が縮んでしまうこともあるため注意が必要です。
手術を行う場合にはLOVE法と呼ばれる手術を行われるのがオーソドックスな方法です。
全身麻酔をして背中に5pほどメスを入れたら、飛び出した椎間板を切除する手術になります。
術後1?2日は安静にして、経過を見るために2週間前後の入院をしし、仕事などに復帰するには約1ヶ月程度かかる方法です。
また、椎間板ヘルニアによる症状だと思っていたら膀胱炎であったというケースもあるため必ず病院で診察してもらうことが重要となります。
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