過活動膀胱の検査とエコーでわかること
過活動膀胱になって病院へ行くと、お医者さんから問診を受け、何種類かの検査を受けます。
たいていは、
尿検査
残尿量検査
エコー(超音波検査)
が行われます。
必要な場合は他にも血液検査や膀胱内圧測定、尿流量測定、膀胱尿道鏡検査、レントゲンなどの検査も行われます。
尿検査では、血尿が出ていないか、細菌が混じっていないかを調べます。
膀胱炎などは尿検査でわかりますし、血尿が出ていれば腎臓に問題があると判断されます。
そしてエコーですが、残尿量(トイレのあとにどのくらいおしっこが残っているか)を調べるため、またおしっこが貯まった状態で膀胱がどんな動きをしているか調べるために行います。
他にも、結石がないか、前立腺の形や状態はどうか、腎臓に異常はないか、がんの疑いはないかなど、様々なことを調べます。
過活動膀胱 検査後の治療について
エコーで見ることで、過活動膀胱かどうか、またどうしてトイレのトラブルが起きているのか調べていきます。
原因を特定すると、処方する薬も決まりますし、対策もとれます。
基本的に過活動膀胱は薬と行動療法で改善を目指します。
薬にも何種類かありますので、検査の結果やほかの病気との関係で薬を決めていきます。
行動療法には、膀胱訓練や骨盤底筋トレーニングなどがあります。
膀胱訓練は、トイレを我慢してトイレに行く間隔を長くしていく訓練です。
過活動膀胱になると、念のため。。。と何度もトイレに行くようになることも多いです。
すると、におしっこを貯める必要がなくなり、さらにトイレが近くなっていきます。
そういった習慣を良い方向に向けるために行います。
また、骨盤底筋トレーニングは男性にも効果が見られると言われている体操です。
骨盤底筋という骨盤の中の筋肉が内臓を支えていますが、これが年とともに衰えてきます。
すると、膀胱を含めた内臓も下がってきます。
骨盤底筋を鍛えることで内臓を正常な位置に戻し、男性の過活動膀胱の改善にもつながると言われています。
過活動膀胱を改善するならこんなことも必要
他にも、運動不足や肥満を改善したり、食事の内容を変えたりすることも過活動膀胱の改善につながると言われています。
また、検査で過活動膀胱と診断されると、落ち込んでしまい毎日が憂鬱でおしっこの心配ばかりしてしまうことがあります。
そういった方は、開き直ることで症状が改善されていったという話もよくあります。
開き直るとは、
これまで抵抗があったおむつを使い始めた
恥ずかしくて誰にも言えなかったけれど周りの人に打ち明け理解された
などです。
心の問題が過活動膀胱を悪くしていることもありますので、やはり相談できる相手に打ち明けてみるのもいいかもしれません。
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