30代、40代の男性の過活動膀胱とその原因
過活動膀胱とは、膀胱や関連する神経などに異常をきたし、短時間に何度も尿意を催してしまうことです。
一般的には加齢と共に患者数は増えていきますが、若い人や性別など関係なくなり得ます。
特に働き盛りの30代から40代の男性や女性などは、過活動膀胱により日常生活に大きな影響を及ぼしてしまうので、早急に原因をつきとめ、それに適した対策や予防を行う必要があります。
過活動膀胱の原因は様々なことが考えられます。
まずは、排尿を司る神経の異常です。
通常は脳によって膀胱に溜まった尿を排泄するのですが、ストレスが溜まっているときや脳梗塞などの後遺症などによって神経に異常をきたし、排尿に関する脳からの指令が行われなくなった結果、膀胱に尿が溜まってないにも関わらず尿意を催すことになります。
次に膀胱自体に異常がある場合です。
たとえば、排尿の際に膀胱が上手く収縮しないことや、膀胱自体が小さいため尿を多く溜められないなどが挙げられます。
また、膀胱の周りの筋肉や骨盤が弱い、あるいはズレていることなどによって過活動膀胱になることもあります。
骨盤のズレは女性に多い印象が強いですが、現代は姿勢が悪い人が増えてきているため、男性でも骨盤のズレが目立つ人が多いです。
そのため、20代〜30代の若い人でも、骨盤のズレによって膀胱に悪影響を与えることによって過活動膀胱になる人が増えてきました。
これらの原因を個別に考えていき、それぞれに適した対策や予防をしていくことになります。
30代、40代の男性の過活動膀胱の改善には?
まずは、基本的に病院やクリニックなどの医療機関で診察や治療を行い、薬を服用することから始めます。
ただし、薬は服用した後の一定時間だけ症状を抑えることが主な目的なので、薬を服用して症状を抑えながら根本的な改善を行うことが大切になります。
神経の異常の場合には、過度なストレスを解消させたり、脳梗塞などの別の病気の可能性がないかを診察したりなど、色々な方面から対策をしていくことになります。
次に、膀胱自体に異常がある場合には、尿意を我慢することによって排尿の間隔を徐々に長くしていくことや、膀胱の働き自体を医療的な観点から改善していくことになります。
これらの対策や予防などは長期間継続して行うことが重要であり、特に働きながら対策や予防をしようとする際には、生活リズムに合わせて行っていくとより効果的です。
また、すぐに改善しなくても、いつか治るだろうという余裕を持つことも大切です。
過活動膀胱に悩んでいて、改善していった方の話を聞くと、薬での治療とともに膀胱訓練、また生活習慣を見直したなどいくつかの対策を続けた方が多く見られます。
長い目で、自分に合った対策を探りながら改善してくようにするといいでしょう。
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