男性の過活動膀胱に使える市販薬
尿意が急に起こり、トイレに行くまで我慢できなくなったり、何度もトイレに行きたくなる頻尿になったり、夜中にトイレのために起きるようなことが増えたら、過活動膀胱の可能性があります。
年齢が高くなると起こりやすいので、仕方がないと諦めている方もあるでしょう。
でも、ドラッグストアで相談すれば、さまざまな市販薬を勧めてくれるので、それで対処すると良いでしょう。
今回は、過活動膀胱の男性におすすめの薬・市販薬を紹介します。
自分に合ったものを選ぶのがポイントですので、この記事を参考にしつつ、薬剤師さんと相談するとより良いものが選べると思います。
頻尿や過活動膀胱の市販薬、漢方、サプリなど
興和新薬のジェントスルー興和
過活動膀胱が気になる男性は、興和新薬のジェントスルー興和 細粒を服用すると良いでしょう。
これには10種類の生薬が配合されていて、頻尿や夜間尿、排尿困難などの症状の改善に役立ちます。
大鵬薬品のハルンケア
大鵬薬品のハルンケアにも、頻尿や軽い尿もれ、残尿感、尿が出にくいなどの症状に効果があります。
小林製薬のユリナール
小林製薬のユリナールを服用すれば、頻尿や残尿感、排尿痛、排尿困難などの症状を和らげられます。
鎮痛剤のロキソニン
頻尿に効果があるものとしては、他にもロキソニンが知られています。
頭痛や生理痛、歯痛などの痛みを和らげるための、鎮痛剤として利用する場合が多いですが、プロスタグランジンという物質が作られるのを阻害し、腎臓に流れ込む血流を低下させられるので、尿の生成量を減らせます。
尿があまり作られなくなると、頻尿に悩まされなくなりますし、夜間にトイレに行きたくなることもなくなるので、安心して寝られるようになるでしょう。
ただしロキソニンは頻尿用に作られたものではなく、あくまで鎮静剤なので、定期的に服用するのは避けるようにしてください。
それに症状を一時的に抑えられるだけで、過活動膀胱を完治させることは出来ないので、あくまで緊急用に利用するようにしましょう。
漢方薬
過活動膀胱を抑えたいときは、漢方を利用するのもおすすめなので、副作用が気になる方は東洋医学の力を借りるようにしましょう。
ロキソニンは頻尿を抑える高い効果がありますが、吐き気や食欲不振、むくみ、動悸、めまいなどの副作用を起こす人が少なくありません。
しかし漢方なら、天然成分が体に優しく浸透するため、飲み過ぎない限りは、それほどひどい副作用は起こらないので、安心して続けることが出来ます。
漢方で過活動膀胱対策をしたいときは、当帰芍薬散や八味地黄丸などを服用すると良いでしょう。
市販薬以外にサプリメントも
市販薬ではなく、もっと気軽に飲めるサプリメントで対策したいときは、ノコギリヤシを配合した商品を選ぶようにしてください。
即効性はないので、すぐに効くことはないですが、長期間続ければ、徐々にトイレの回数を減らせる効果を期待できます。
関連ページ
- 過活動膀胱の治療薬・医薬品一覧
- 過活動膀胱の治療には主に薬が使われます。この記事では病院で処方される医薬品・治療薬について、まとめましたので参考にしてください。治療薬には抗コリン薬、新薬β刺激薬などの他にも漢方薬が使われます。それぞれ働きが異なってきますので、処方された薬が気になる方はチェックしてみてください。
- 男性の過活動膀胱炎 治療薬の違いは?ファイザー、ベシケア、ベニタス、久光など
- 男性の過活動膀胱の治療に使われる薬の種類をまとめました。過活動膀胱には抗コリン薬とβ3刺激薬が使われるのが一般的です。また日本では、ファイザー製薬のデトルシトール、アステラス製薬 ベシケアやベニタスが使われることが多いです。久光製薬からはネオキシテープという貼り薬も製造されています。医師から処方された薬について知っておくと効果の有無も確認しやすいですので参考にしてください。
- 男性の過活動膀胱炎の薬 抗コリン剤効果と前立腺肥大症に対する注意点
- 過活動膀胱の治療に使われる抗コリン剤の効果と副作用についてまとめました。抗コリン剤は膀胱の収縮を抑えて過活動膀胱を改善していくお薬です。ただ、男性で前立腺肥大症がある場合、注意が必要ですので医師とよく相談しましょう。
- 男性の過活動膀胱に使える薬
- 過活動膀胱の治療に使う薬をまとめました。抗コリン薬とβ3作動薬(ベータスリーさどうやく)を使って過活動膀胱の治療をしていくことが多いです。薬の効果や副作用など、また注意点もまとめています。また、薬の服用とともにやっておきたい膀胱訓練や食事や飲み物の見直しなどについても触れていますので参考にしてください。
- 過活動膀胱と緑内障 使える薬と使えない薬
- 過活動膀胱と緑内障、2つの病気になってしまったら・・・過活動膀胱の薬は緑内障の患者さんに使えないと言われることも多いようですが、それは本当でしょうか?緑内障にも種類がありますし、過活動膀胱の薬にも種類があります。病院で相談して使える薬もありますので、きちんと自分の症状を伝えましょう。
- 過活動膀胱対策に鎮痛剤のロキソニンを使ってもいい?
- つらい過活動膀胱の症状、今すぐにでも治したいですよね。そんな時に、鎮痛薬のロキソニンでトイレの回数が減らせるということを聞いたら、試してみたいと思うかもしれません。今回は、なぜ痛み止めの薬が過活動膀胱にいいのか、また薬を飲むことで症状を軽くするときに気を付けたいことをまとめましたので参考にしてください。
- 男性の過活動膀胱 前立腺肥大症を伴う場合の治療薬 使い分け
- 夜に何度もトイレに起きたり、急にトイレに行きたくなり我慢できなくなったり、過活動膀胱になると日常生活がしづらくなります。なるべく早くこれらの症状を改善したいものですよね。通常、過活動膀胱の治療には薬を使います。薬局やドラッグストアで買える市販薬もありますので使ったことがある男性も多いかもしれません。ただ、男性の過活動膀胱の場合前立腺肥大症が原因のことがあります。そうすると根本の原因がことなりますので薬の選び方も気を付けないといけません。今回はそのあたりのことをまとめましたので参考にしてください。
- 男性の過活動膀胱 病院と治療薬や骨盤底筋運動、膀胱訓練を組み合わせて治療
- 過活動膀胱。膀胱がコントロールできずトイレのトラブルが起こる困った病気です。昼間でも夜でもトイレが近くなる頻尿や急にトイレに行きたくなり我慢できない尿意切迫感、そして我慢できずに漏らしてしまう切迫性尿失禁。どれも日常生活では深刻な悩み、にもかかわらず誰にも相談できない恥ずかしい悩みでもあります。このサイトでは男性の過活動膀胱を改善するための知識や対策、体験談などを集め、症状を治していくためのサイトです。
- 男性の過活動膀胱炎 薬 効果と効かない時の対処法
- 過活動膀胱。膀胱がコントロールできずトイレのトラブルが起こる困った病気です。昼間でも夜でもトイレが近くなる頻尿や急にトイレに行きたくなり我慢できない尿意切迫感、そして我慢できずに漏らしてしまう切迫性尿失禁。どれも日常生活では深刻な悩み、にもかかわらず誰にも相談できない恥ずかしい悩みでもあります。このサイトでは男性の過活動膀胱を改善するための知識や対策、体験談などを集め、症状を治していくためのサイトです。
- 男性の過活動膀胱薬が効かない理由と注意点
- 過活動膀胱。膀胱がコントロールできずトイレのトラブルが起こる困った病気です。昼間でも夜でもトイレが近くなる頻尿や急にトイレに行きたくなり我慢できない尿意切迫感、そして我慢できずに漏らしてしまう切迫性尿失禁。どれも日常生活では深刻な悩み、にもかかわらず誰にも相談できない恥ずかしい悩みでもあります。このサイトでは男性の過活動膀胱を改善するための知識や対策、体験談などを集め、症状を治していくためのサイトです。
- 男性の過活動膀胱の薬と利尿薬を一緒に飲んでも大丈夫なの?
- 過活動膀胱で病院にかかり、もらった薬が利尿薬だったら、え!?って思ってしまうかもしれません。トイレが近くて困っているのに、利尿剤を飲んでもいいのか?心配ですよね。今回は、過活動膀胱の薬と利尿薬を一緒に飲むのはなぜか?注意点などをまとめました。
- 便秘やめまい、耳鳴りは男性の過活動膀胱の薬の副作用?
- 過活動膀胱の治療には主に薬が使われます。他にも行動療法をするように指導されますが、まずは薬で改善を目指すことが多いです。その際に、気になるのが副作用です。今回は、薬の副作用について、便秘やめまい、耳鳴りなどの症状が出たりするのかなどをまとめましたので参考にしてください。