過活動膀胱の薬の飲み合わせ
過活動膀胱で病院にかかり、もらった薬が利尿薬だったら、え!?って思ってしまうかもしれません。
トイレが近くて困っているのに、利尿剤を飲んでもいいのか?心配ですよね。
今回は、過活動膀胱の薬と利尿薬を一緒に飲むのはなぜか?注意点などをまとめました。
もっと詳しく知りたいときは、次に病院へ行ったときにお医者さんに聞いてみるといいですね。
男性の過活動膀胱は、その多くが前立腺肥大症が原因とされています。
根本から治療をしたいのであれば、肥大している部分を切除するのがいいのですが、薬で治療をしていくこともあります。
そのときによく使われるの過活動膀胱の薬が、抗コリン薬です。
抗コリン薬は膀胱の収縮を防ぐことで、尿が出やすくなるのを防ぐ効果があります。
では、その過活動膀胱の薬の薬を飲んでいるときに、利尿薬を飲むことは良いのかということですが、一見尿を出したくないのに無理に出す薬を飲むというのは矛盾しているように思われます。
しかし、時にはその矛盾した処方をすることもよくあるのです。
過活動膀胱の薬と利尿薬を同時に飲むのは?
なぜかというと、抗コリン薬には副作用があり、尿を膀胱に留めておくことで体内の水分量が多くなりその結果として心臓に負担をかけることがあります。
これは悪くすれば心不全の原因となるのです。
それに、見た目にも浮腫んでくることがあります。
とくに重力の働きで、下半身がむくむことが多いのです。
利尿薬を飲めば、たしかに尿がでてしまいますが、その結果として心臓への負担を減らしてくれるので命の危険はなくなりますし、体のむくみも解消することができます。
もちろん、医師に無断で利尿薬を飲むべきではありません。
薬の成分が本当に過活動膀胱の薬と組みあわせて良いものか、飲むべきタイミングはいつなのか、ということを知識がないと判断することができないからです。
逆に、心臓などの持病があって病院に通っている方が、過活動膀胱になってしまったというときには、そのことを医師に服用している薬に利尿剤があることを伝えましょう。
処方されている薬も考慮して、飲み合わせて良い過活動膀胱の薬が処方されるはずです。
注意しなければいけないのは、夜間頻尿を恐れて医師から利尿薬を処方されているのに自己判断で飲まないということです。
確かに夜間頻尿は厄介な問題ですが、素人の判断で服用を中止すると他の問題が生じてしまいます。くれぐれもそのようなことがないようにするべきです。
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