おしっこが貯まっていないのにトイレに行きたい、過活動膀胱
おしっこが貯まっていないのに尿意が来てしまう、そんな過活動膀胱に悩まされている男性は多いです。
その原因ですが、神経因性膀胱と非神経因性膀胱とに分類されます。
難しい言葉ですね。
今回の記事で、神経因性膀胱について解説しましたので参考にしてください。
私たちは膀胱に一定量の尿が溜まると尿意を覚えトイレに向かいます。
膀胱に尿が溜まった時に尿意を感じるのは、その際に膀胱の筋肉が収縮するためです。
ただ様々なことを原因として、尿がそれほど溜まっていないのに膀胱の筋肉が過剰に収縮し、尿意を覚えてしまうことがあります。
これが過活動膀胱と呼ばれる状態です。
過活動膀胱の原因、神経因性膀胱とは
過活動膀胱になると頻繁にトイレに行きたくなったり、強い尿意に我慢できなくなり失禁してしまうと言うような症状が出やすくなります。
過活動膀胱になる原因ですが、これは加齢や特定の疾病などが挙げられます。
男性の過活動膀胱に限ってみると、加齢による前立腺肥大、それによる尿道の圧迫と言うのが多い原因としては挙げられます。
こうした体の機能の低下、あるいはそこに発生した疾病や異常を原因とする過活動膀胱は非神経因性膀胱に分類することができます。
これに対するのが神経因性膀胱です。
神経因性膀胱は、文字通り、神経の一部に対する障害を原因として引き起こされる過活動膀胱などの排尿障害のことを意味します。
膀胱の筋肉が収縮することで尿意を覚えると言う仕組みは、正確に言うと、その筋肉の収縮が大脳に伝わることを必要とします。
そして排尿を我慢したり、あるいはトイレで排尿したりする際にも、そのために必要な指令が大脳から膀胱、骨盤などの筋肉に伝えられています。
神経因性膀胱は、この膀胱から大脳、反対に大脳から膀胱に対しての指令がうまくいかないことで発症する排尿障害です。
主には大脳、脊髄、末梢神経に対するダメージがこれを引き起こす原因としては挙げられ、大脳であれば脳血管神経や認知症、頭部外傷がこれを引き起こす要因の一例です。
脊髄に対する障害は脊髄損傷や頸椎症などが挙げられ、末梢神経に対する障害としては糖尿病、腰椎椎間板ヘルニアなどが挙げられます。
対策としては、まずは原因を見極め、それに対する治療を行うことが求められます。
そして膀胱訓練や薬物療法などにより、排尿障害の程度を軽減していきます。
薬物療法が難しい場合には、尿道より細い管を入れ導尿をする間欠自己導尿、手術療法などがとられることもあります。
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