男性の過活動膀胱と尿意切迫感の関係

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男性の過活動膀胱と尿意切迫感

 

突然トイレに行きたくなり我慢できない、これを尿意切迫感と言います。

 

尿意切迫感の原因には過活動膀胱や前立腺肥大症があります。

 

今回の記事では、男性の過活動膀胱と尿意切迫感についてまとめましたので参考にしてください。

 

 

 

過活動膀胱は女性の症状と思われ勝ちですが、実は男性にも多い症状の一つです。

 

過活動膀胱は頻繁にトイレに行きたくなる頻尿や、トイレまで尿意を抑えることができるに漏らしてしまう状態、夜間に何度もトイレに行きたくなって就寝中でも目が覚めてしまう状態などが挙げられます。

 

また、ふいに尿意が襲ってきて我慢ができなくなる尿意切迫感も過活動膀胱の症状といえるでしょう。

 

 

 

これらの症状は女性のみのものではなく、男性の過活動膀胱としても認知されつつあります。

 

夜間の尿意や頻尿も困ったものですが、突然の尿意に襲われる尿意切迫感も困りもの。

 

仕事の会議中であったり、車や電車に乗車している最中、あるいは静かな映画館で鑑賞中であっても我慢できない尿意によって悩まされることになります。


尿意切迫感の原因は?

 

過活動膀胱の原因としては膀胱の縮小が考えられます。

 

通常の状態であれば膀胱が柔軟性を持っていてしっかりと尿を溜めてくれるため、少量の尿を頻繁に排出する必要はありません。

 

しかし排尿筋が縮小し、凝り固まった状態の膀胱は尿を少量しか溜め込むことができず、結果として少しの尿のために何度もトイレに通うことになるのです。

 

また、敏感になってしまった膀胱は、少ししか尿が貯まっていないのに脳へ信号を出してしまい、突然トイレに行きたいと感じてしまうことになります。

 

 

 

男性の場合は膀胱の問題のほかに、前立腺肥大なども挙げられるでしょう。

 

高齢の男性には多く見られる症状で、年齢が上がるとともに発症者の人数も増える症状です。

 

前立腺は男性のみにある臓器ですが、体内の位置としては膀胱に近く、尿道の周りにあるのが特徴です。

 

近くにある前立腺が肥大することによって膀胱が圧迫されることになり、圧迫感や尿意切迫感を生み出す要因になります。

 

前立腺肥大は尿意の圧迫以外にも膀胱に影響を及ぼし、今まで以上に力まないと排尿ができなかったり、尿意を感じてトイレに行ったものの排尿できなかったりといった様々な症状を生み出します。

 

過活動膀胱と近い関係にあり、同時発生も充分に考えられる症状となっており、違和感を感じたら早めに診察を受けることをおすすめします。


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