男性の過活動膀胱になると排尿痛や排尿障害が起こるのか?ほかの病気の可能性は?

MENU

過活動膀胱で排尿痛は起きない

 

過活動膀胱になると頻尿や切迫性尿失禁などの排尿障害が起こります。

 

ただ、排尿痛が起こることはありません。

 

ですので、おしっこをするときに痛みがあるときには病院で検査する必要があります。

 

また、男性の排尿障害の原因に前立腺肥大症があります。

 

前立腺肥大症の治療などについてもまとめましたので参考にしてください。

 

 

 

男性の過活動膀胱は、膀胱が過剰に活動することが原因で発症する病気です。

 

過活動膀胱になるとトイレが近くなり、一日に何度もトイレに行くという頻尿の症状が現れます。

 

また、急に尿意を感じ、おしっこが我慢できなくなるという切迫性尿失禁の症状が出ることもあります。

 

男性の過活動膀胱の主な症状は頻尿と切迫性尿失禁ですので、排尿痛がある場合は他の病気の可能性があります。

 

排尿痛とはおしっこをする時に痛みを感じる症状です。

 

排尿痛の症状がある場合には、急性膀胱炎や膀胱がんの可能性がありますので、泌尿器科を受診して精密検査を受けることが必要です。


過活動膀胱と排尿障害

 

過活動膀胱による頻尿や切迫性尿失禁も排尿障害の一種ですが、男性の排尿障害の症状には、おしっこが出るまでに時間がかかったり、おしっこの勢いが弱くなるといった症状もあります。

 

このような症状は50代以降の男性に多く、前立腺肥大症の可能性が高いです。

 

前立腺肥大症は膀胱の下にある前立腺が肥大する症状で、前立腺が大きくなることによって尿道を塞ぎ、おしっこが出にくくなります。

 

前立腺は男性だけにあり、程度の差はあれ、誰でも加齢によって徐々に肥大してきます。

 

前立腺の肥大は加齢による自然現象であるため、軽い症状の場合は病院に行かなくても大丈夫ですが、重い症状の場合は泌尿器科の病院で治療を受けることが必要です。

 

前立腺肥大症の治療法には薬物治療や内視鏡手術などがあり、まず初めに薬物治療が行われ、薬物治療でも治らなかった時には内視鏡手術が行われます。

 

薬物治療では、漢方薬や植物製剤、αブロッカーやホルモン剤などが使用され、泌尿器科では患者さまにとって最適な薬が処方されます。内視鏡手術は内視鏡を使って前立腺を削る方法で行われます。

 

最先端の内視鏡手術では高周波電流やレーザーなどが使用されており、患者さまの肉体的な負担は大きく軽減されています。

 

内視鏡手術は肉体的負担が軽いため、高齢者でも内視鏡手術を受けることは可能です。


関連ページ

男性の過活動膀胱と切迫性尿失禁の関係
過活動膀胱になると、切迫性尿失禁という症状が出ることがあります。実に尿漏れのある男性の半分が切迫性尿失禁という風にも言われています。今回は、切迫性尿失禁についてまとめましたので、参考にしてください。
男性の過活動膀胱と頻尿の関係
頻尿に加え尿意切迫感や切迫性尿失禁という症状があると過活動膀胱と診断されます。今回は、過活動膀胱の症状の1つである頻尿についてまとめました。どうして頻尿になってしまうのか、頻尿の対策なども書いていますので参考にしてください。
男性の過活動膀胱と尿漏れの関係
過活動膀胱の男性の中には尿漏れがある方とない方がいます。過活動膀胱だから尿漏れがあるとは限らないのですが、ほおっておくと尿漏れが起こることがあります。ひどくなると切迫性尿失禁といって、急にもよおしトイレに駆け込むがぎりぎり間に合わないという困った症状が出てしまいます。切迫性尿失禁は過活動膀胱を改善していくにつれて収まってきますので、まずは過活動膀胱の改善を目指しましょう!
男性の過活動膀胱と尿意切迫感の関係
突然トイレに行きたくなり我慢できない、これを尿意切迫感と言います。尿意切迫感の原因には過活動膀胱や前立腺肥大症があります。今回の記事では、男性の過活動膀胱kと尿意切迫感についてまとめましたので参考にしてください。
過活動膀胱と切迫性尿失禁、頻尿は違うの?その違いって何?
過活動膀胱に頻尿、切迫性尿失禁。。。いろいろな医療用語が混じっていったい何が何だかわからない!という方も多いのではないでしょうか?用語を覚えるありませんが、違いを知っておくと治療の時や、ネットで調べるときにも役に立つことがあります。今回は、3つの言葉の違いをまとめました。
過活動膀胱と残尿感は関係あるのか?残尿感の原因と対策
男性でトイレの後にもまだ残っている感じがするという方が多いです。これを残尿感と言いますが、過活動膀胱と残尿感は関係があるのでしょうか?今回は、残尿感があるときに考えられる病気をまとめましたので参考にしてください。
男性の過活動膀胱と夜間頻尿は関係しているのか?むくみにも注意!
夜間頻尿と言って、夜にトイレに起きてしまう症状は寝不足になるしきついものです。過活動膀胱の男性の中にも夜間頻尿が起こる人がいると思いますが、今回は、それら二つの関係についてまとめました。夜何度も起きてしまうのにはむくみも関連があると言われていますので、そちらも注意しましょう。
過活動膀胱をほおっておくと尿閉になることはあるのか。対策や注意点
尿閉というのをご存知でしょうか?なんらかの原因で全くおしっこが出なくなってしまう病気です。過活動膀胱を放置すると尿閉になるかもしれない。。。と心配される方もいるかもしれません。前立腺肥大症が深刻でほおっておくと尿閉の可能性もあると言えます。症状が気になりだしたら病院へ行くようにしましょう。
過活動膀胱と残尿量 残尿量が多いと残尿感が増すのか?
男性の過活動膀胱と残尿量の関係をまとめましたので参考にしてください。残尿量とはトイレの後に膀胱に残っている水分の量です。これが多いときちんど出せていないことになります。また残尿量が多いと残尿感が増えると思うかもしれませんが、関連があるとは言えません。前立腺肥大症や前立腺炎の可能性があります。
過活動膀胱に痛みはある?男性の頻尿と下腹部が痛いことは関係ある?
過活動膀胱に似た病気に間接性膀胱炎というものがあります。これは、頻尿や尿意切迫感など過活動膀胱のような症状が出るのですが、他に痛みが伴うものです。また、痛みがあるときには前立腺炎や結石の可能性もあります。過活動膀胱になっても痛いことはありませんので、下腹部痛、腰痛、太もも痛などがある人は病院へ行くようにしてください。
男性で排尿痛があるときは何の病気?過活動膀胱と関係がある?
多くの男性が抱えるトイレの悩み。過活動膀胱で困っている人も多いです。ただ、トイレにまつわる病気は過活動膀胱だけではなく、他にもいろいろあります。今回は、排尿痛がある場合はどんな病気か?過活動膀胱と関係があるのかまとめましたので参考にしてください。
男性の過活動膀胱と多尿の関係
頻尿の症状がある男性の中で、その原因が過活動膀胱なのか多尿なのか判断しづらいことがあります。過活動膀胱は膀胱が収縮する病気で、トイレの回数が多いのにちょっとしか出ません。一方の多尿は、1回の尿量は正常なのに何度もトイレに行ってしまいます。今回の記事では、両方の違いをまとめました。
男性の過活動膀胱の原因 神経因性膀胱とは?対策は?
おしっこが貯まっていないのに尿意が来てしまう、そんな過活動膀胱に悩まされている男性は多いです。その原因ですが、神経因性膀胱と非神経因性膀胱とに分類されます。難しい言葉ですね。今回の記事で、神経因性膀胱について解説しましたので参考にしてください。