男性の過活動膀胱と多尿の関係

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頻尿は過活動膀胱から?多尿から?

 

頻尿の症状がある男性の中で、その原因が過活動膀胱なのか多尿なのか判断しづらいことがあります。

 

過活動膀胱は膀胱が収縮する病気で、トイレの回数が多いのにちょっとしか出ません。

 

一方の多尿は、1回の尿量は正常なのに何度もトイレに行ってしまいます。

 

今回の記事では、両方の違いをまとめました。

 

 

 

日本は、過活動膀胱で悩む人が多いといわれています。

 

過活動膀胱を発症すると、突然我慢ができないくらいの尿意が起こり、尿が漏れてしまうケースもあります。

 

トイレが近くなり、1日に10回以上トイレに行く人も少なくありません。

 

 

このサイトでは過活動膀胱についての情報を書いていますが、過活動膀胱と多尿は混同しやすく、患者さん自体も頻尿なのかおしっこの量が多いのか把握するのは難しいとされています。

 

今回は、多尿と過活動膀胱についてまとめましたので、参考にされてください。

 

 

 

過活動膀胱の症状の一つに、頻尿があります。

 

トイレが近く、日常生活で困ってしまうほどトイレに行くようになります。

 

この症状が、過活動膀胱が原因の場合と、多尿が原因の場合があります。

 

 

 

 

過活動膀胱は、尿を溜める膀胱の機能障害のひとつで、溜まっている尿の量には関係なく、膀胱の筋肉が収縮してしまい、尿意が起こります。

 

そのため、トイレの回数は多いものの、一回一回のおしっこの量は少ないのが特徴です。

 

 

一方、多尿は糖尿病や腎不全、尿崩症、水分の取りすぎなどが原因となります。

 

普通の大人では、1日に1500mlくらいのおしっこをしますが、3000ml以上になると多尿と診断されます。


多尿か過活動膀胱かを調べるには排尿日誌をつける

 

過活動膀胱か多尿かを判断するのに排尿日誌が役に立ちます。

 

トイレに行った時間、おしっこの量、尿漏れの量、飲んだ水分量、尿意がどうだったかなどを表に記入します。

 

3日間つけるとかなりの情報がわかると言われています。

 

通常、大人の男性だと1回に200〜300mlのおしっこが出るのですが、過活動膀胱だと30ml、50mlなど少量しか出ていないことがわかります。

 

また、多尿の場合、おしっこの量は普通で回数も多いということになります。

 

 


多尿になったらどうしたらいい?その対策

 

多尿と言っても原因が異なりますので、原因に合った治療をしていくようにしましょう。

 

糖尿病や腎不全、尿崩症などの場合はできるだけ早く病院へ行ってください。

 

元の病気を治療することをまずは考えてください。

 

 

また、水分の取りすぎで多尿となっている場合は、飲みすぎていないか確認するようにしましょう。

 

脳梗塞の予防に水をたくさん飲む、という方が飲みすぎで多尿になっているということもあります。

 

1日必要な水分は2.5リットルと言われていますが、食べ物やみそ汁などの食事からも取っていますので、もしかしたら飲みすぎなのかもしれません。

 

これにも、排尿日誌が役立ちますので、一日だけでもつけてみてはどうでしょうか?

 

 

以上、男性の過活動膀胱と多尿についてまとめました。

 

参考にしてみてください。

 


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