自力で過活動膀胱を何とかしたい
過活動膀胱かな?と疑っている人で、今はまだ自力で解決したいと思っている方も多いのではないかと思います。
病院に行くまでもないのではないか。。。という、軽い症状の男性には自宅でもできる行動療法がおすすめです。
自宅で簡単にできる治療方法になりますが、根気よく続けていく必要があります。
すぐに改善しないと焦らずに、まずは2週間を目安に続けてみましょう。
自宅でできる過活動膀胱対策
1つ目は、膀胱の訓練です。
具体的にはトイレを我慢する訓練です。
膀胱に溜める尿の量を増やすことができます。
通常、膀胱は、溜められる尿の量が決まっており、これ以上溜まらないという状態になると、脳が尿意を感じ、排尿を促します。
ほんの少しの尿意でトイレに行き、排尿をし続けていると、本来溜められる量よりも少ない尿が溜まっただけで、尿意を脳が察知するようになってしまいます。
そのため、尿意を我慢する訓練は有効的です。
自宅で尿意を感じたら5分我慢してみることを目標に、少しずつ我慢する分数を増やしていくと良いでしょう。
また、骨盤低筋を鍛える訓練が有効的です。
尿道を締める力を鍛える訓練です。
過活動膀胱の男性にも有効的です。
椅子に座った状態で、肛門をぎゅっと締め、5秒程維持した後、力を抜きます。
この動作を一日数回行うだけで、硬くなっていた膀胱に柔軟性がでてきます。
足は肩幅に開き、足の裏の全面を床につけて行うと良いでしょう。
尿意を我慢する訓練と、肛門を締める体操を続けていくだけで、軽度の過活動膀胱は改善して行く方もいます。
毎日続けることがポイントです。
自宅のみならず、外出先でも誰にも気づかれずに行うことができる体操ですので、是非行ってみてはいかがでしょうか。
自宅で治療しても過活動膀胱が改善しない時は
過活動膀胱の症状がひどい場合には、訓練をしながら医療機関での治療を併用することをおすすめします。
薬による治療がメインとなりますが、薬の効果がでないという場合には、電気刺激治療を行う場合もあります。
電気や磁気で刺激を与え、骨盤底筋の収縮力を強化する方法です。
膀胱や尿道の神経のはたらきを調整することで、腹圧生尿失禁にも効果が期待できます。
主に女性向けになっていますが、男性にも効果が見られたという報告もありますので、医師と相談の上行います。
診療は、泌尿器科で行っており、尿検査や超音波検査などを行い、結石がないかどうか等を調べます。
病気が疑われた場合にはCT検査を行うなど、過活動膀胱になっている原因をつきとめることが大切です。
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