過活動膀胱の男性の場合の排尿日誌のつけ方

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排尿日誌で自分の排尿パターンを知ろう

 

過活動膀胱になるとトイレの回数が多くなり、その割には出る量が少ないなどの症状が起こります。

 

ただ、なんとなく回数が多い、おしっこの量が少ないというのでは、自分の体の変化を知ることや病院での診察でも確実な情報とは言えません。

 

そんな時には、排尿日誌を付けてみることをお勧めします。

 

めんどうな作業になりますが、実態を知り、よくなったのか、悪くなったのかの判断材料にもなりますので、1日でも挑戦してみてください。

 

この排尿日誌のつけ方と注意点をまとめますので参考にしてください。

 

 

男性の過活動膀胱は前立腺肥大が影響していることも多く、突然尿意があらわれて我慢をすることが難しい状態や、我慢することができずに尿が漏れてしまう状態、昼間にトイレに行く回数が8回以上あって、夜間では1回以上トイレに行く状態などがあるものです。

 

改善していくためには、自身の日常生活で、排尿回数と量を知ることが大切になりますので、排尿日誌をつけることをすすめています。

 

つける期間はできれば3日間が望ましいとされますが、1日でも十分な情報が得られます。


排尿日誌のつけ方とつける期間など

 

排尿日誌のつけ方にはいろいろとあるようですが、基本的なものだと

 

 

 

1日ごとに起床時間と就床時間を記入

 

排尿した時刻とその尿量(mL)

 

がまんできない尿意があった時刻に〇印をつける

 

尿もれがあったと感じる時刻に〇印をつけて、尿もれの量も記入

 

それぞれの項目について1日の合計回数や量などを最後に記入

 

 

 

するようになっています。

 

この時の尿もれ量を量る場合は、尿もれパッドを使用されていることでしょうから、その重さを量って使用する前のパッドの重さを差し引いて、尿もれの量(g)を出し記入していきます。

 

これら排尿に関する項目に加えて、飲み物の量を摂取した時刻につけておくことも役立ちます。

 

例えば、高さが約8.5pのコップで1杯飲みますと、およそ180mL摂取したことになり、お椀に入れた汁ものを飲んだ場合ですと、およそ150mL飲んだことになるものですから、この目安を参考にされて飲み物を摂取した時刻に記入していきます。

 

 

参考までに、排尿日誌を掲載しているサイトのURLを載せておきますので見てみてください。

 

 

アステラス製薬「排尿日誌をつけましょう」

 

ユニチャームの排尿日誌排尿日誌の使い方

 

 

 

この排尿日誌は医師の診察日に持っていきますと、自身の状態を把握することや治療方法に役立てられるものですから、つけ方と注意点を守って医師にみせましょう。

 

1日の通常の排尿回数は、7回以下とされていて就寝後のトイレに行く回数は0回となっています。

 

1日の尿量は、およそ1200mL〜1500mLとされていますので、このことを知っておかれますと自身の状態を知ることができるでしょう。


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