男性の過活動膀胱は最近では珍しものではない
膀胱の筋肉が過剰に収縮をすることで、尿量がそれほど多くないのに尿意を覚える、そしてそれが我慢できずに失禁してしまうことがあると言うのが過活動膀胱です。
原因としては加齢に伴う筋肉機能の低下、ストレスなどが挙げられます。
男性の過活動膀胱の場合、前立腺肥大に伴うことが多いと言う特徴があります。
前立腺肥大は、ある程度の年齢を重ねた人であれば起こりやすい現象とも言えるので、男性の過活動膀胱は決して珍しくない症状とも言えます。
排尿日誌とは?きちんとつけないといけない?
男性の過活動膀胱の改善、その方法のひとつとして挙げられるのが排尿日誌をつけることです。
これはいつ、どれくらいの量の尿を排出したかと言うのを記録するものです。
そのことで、自分の排尿リズムを把握することができるため、尿意の把握に役立たせることができます。
また尿意を我慢して、膀胱にためこむことができる尿量を少しずつ増やしていくトレーニングをする際にも便利です。
ただし排尿日誌をつけるのは、とても面倒なことです。
尿量を計測すると言うのも、手間がかかることです。
トイレのたびに図って記入するのは、特に頻尿のある場合回数も多くなって大変です。
ですから排尿日誌は、必ずしもつけなければならないというものではありません。
ただつけておくと、たとえば旅行に出かけるとか、長時間、トイレに行くことが難しいと言う際には便利なのは確かなことです。
また、病院にかかるときに診断の材料になります。
ですからもし可能であれば、1〜3日だけ、1日の内何時に排尿に立ったかと言うことだけでも記録しておくと良いです。
膀胱訓練に排尿日誌を活用する
排尿日誌をつけること以外の改善法としては、先にも述べた、膀胱にためることができる尿量を増やす、膀胱の筋肉を鍛えると言う方法が挙げられます。
これは実に簡単で、尿意を感じた際に、できるだけ長くそれを我慢するだけです。
最初は1分、次は3分、慣れてきた5分、10分と言う具合に尿意を我慢することで、本来の尿意、つまり膀胱がいっぱいになってから感じることができる尿量を取り戻すことが期待できます。
慣れていない内は失禁してしまうかもしれませんが、それもトレーニングの内です。
パッドなどを上手に利用して継続していくことで、改善が期待できます。
また、膀胱訓練をする前と後で排尿日誌を付けてみると違いがわかります。
それで改善されていることがわかれば、やる気が起きて訓練を続ける意欲につながります。
確かにめんどうですが、期間を決めたり、自分ができる範囲で簡単にできるよう工夫してやってみてはどうでしょうか?
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