男性の過活動膀胱の薬が効かない時に使う電気刺激治療とは?どんな効果がある?どこでできる?

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過活動膀胱と電気刺激治療

 

過活動膀胱の治療で薬がなかなか効かない場合に電気刺激治療をすることがあります。

 

低周波治療や磁気治療と呼ばれることもありますが、椅子に座って行う治療になります。

 

おいているクリニックは少ないものの、効果が見られる方も多いようで今後広がっていくことが考えられます。

 

今回は、電気刺激治療と過活動膀胱についてまとめましたので参考にしてください。

 

 

男性の過活動膀胱は薬が効かない場合、電気刺激治療を併用すると症状がらくになる場合があります。

 

中周波の電動を体内で交差させることで尿量の増加と排尿の回数を減らすことができるのです。

 

骨盤底筋の収縮力を増幅させる働きもあることから、頻尿や尿失禁に対応できる治療法でもあります。

 

過活動膀胱は様々な治療法、特に鍼や電気治療が大きな効果をもたらすことで注目されています。

 

 


電気刺激治療の方法と効果は?

 

電気治療は骨盤底筋、尿道、膀胱の機能改善に役立つとされ、薬を飲んでもよくならない人や症状がぶり返す人にとって有効な治療法となっています。

 

膀胱や肛門に機械を装着しなければならなかった従来の方法から進化して、服の上からパッドをつけることができるようになり、男性だけでなく女性にも気軽に利用できる治療法となりました。

 

 

膀胱や尿道の筋肉を電気刺激することで筋肉の収縮力がアップし、血流がよくなることから、体内を温める効果をもたらしてくれます。

 

神経の機能を調節することで反射経路を介して過敏な尿意を予防することになります。

 

出力が強いと刺激が強すぎてしまうので効果が少なくなってしまいますが、地場発生装置をつけた椅子に座るだけで治療ができる装置を用意しているクリニックであれば安心です。

 

また刺激については地場発生装置をつけた椅子の場合には電気刺激自体は強いものであっても、肌から感じる刺激は微小なものになっていますので痛みを感じることもありません。

 

尿失禁、過活動膀胱では65パーセント以上の効果が見られているという研究結果が報告されており、注目されています。

 

副作用についてもほぼゼロという安心できる結果となっています。

 

1回の治療時間は30分ほど、ただ座っていればよいので緊張する必要もありません。

 

週2回ほど通い、2ヶ月ほど継続して治療をするのが一般的です。

 

椅子型磁気治療器については日本ではまだ承認されていないため、所有しているクリニックも少ないですが、将来的に導入が推進されることは間違いないと思われます。


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