男性の過活動膀胱 前立腺肥大症を伴う場合の治療薬 使い分け

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過活動膀胱の男性は前立腺肥大症があることが多いので注意

 

中年以降になると、疲れを感じてぐっすりと眠っているにも関わらず、強い尿意を感じてトイレに行きたくなり、目が覚めてしまう事が増えるものです。

 

しかも厄介なのは、夜中にトイレに行きたくなるのが1度だけでなく、何度も行きたくなるケースも少なくなかったりします。

 

お陰で十分な睡眠が取れずに、寝不足で疲労を溜め込んでしまう人は、男女問わず多いものです。

 

しかも夜間だけでなく、昼間も尿意を感じてトイレに行ったばかりなのに、また直ぐにトイレに行きたくなる様になったりします。

 

そんな風に昼夜を問わず、頻繁に尿意を感じてしまう人は、過活動膀胱になっている可能性が高いです。

 

もっとも男性と女性では、過活動膀胱になってしまう主な原因に違いがあるので、注意する必要があります。

 

 

というのも男性の場合は、前立腺に問題が生じてしまい、それが原因で症状が出てしまうケースが多いです。

 

しかも前立腺は、男性だけにしか存在せず、膀胱の下に存在している器官となっています。

 

その上、中年以降になるとこの前立腺が徐々に肥大化する人が多いため、上にある膀胱が圧迫されてしまうのです。

 

そのため膀胱が炎症を起こし正常に機能しなくなったり、圧迫される分だけ尿を溜められる量が少なくなったり、一度にきちんと排尿出来なくなる等して、頻尿になってしまいます。

 

そしてそんな風に膀胱に問題が生じて頻尿になってしまった場合は、病院に行き専門医に治療して貰う必要があります。


前立腺肥大症と過活動膀胱の薬は違う

 

もっとも過活動膀胱は、前立腺肥大以外にも、脳と膀胱を結ぶ神経回路に問題が生じている場合にも、生じる可能性がある症状です。

 

なので治療を行う際は、どちらが原因になっているのかを、まずは病院の検査等により突き止めて、症状に合う治療薬を使い分けする必要があります。

 

 

 

当然ですが、神経回路に問題が生じているにも関わらず、前立腺肥大を改善する治療薬を服用しても、治療効果が出る事はないです。

 

なので過活動膀胱の治療が可能な治療薬でも、症状に合わせてきちんとした使い分けが、大切だったりします。

 

そのためには、過活動膀胱に対する治療実績がしっかりとあり、信頼出来る専門医がいる病院を選び、治療を行う必要があるのです。

 

更にこの手の治療薬というのは、即効性はそれ程期待出来ず、数ヶ月間は継続して治療薬を服用して、徐々に効果を高めて行く物が多かったりします。

 

なので直ぐに効果が出ないと焦ったり、治療を疑うのではなく、ある程度長期的に改善を試みる必要があるのです。

 

ただし症状が進んでいると、薬での治療は難しくなり手術を行う羽目になるので、頻尿の症状を甘く見ずに出来るだけ早く病院に行き、治療を開始する事をおすすめします。