男性の過活動膀胱は年代別に原因や症状に違いがあります。

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過活動膀胱は年代によって原因が違ってくる

 

過活動膀胱とは聞きなれない病名かもしれませんが、膀胱がうまくコントロールできずに収縮してしまう病気のことを言います。

 

主な症状は以下のようなものになります。。

 

昼間や夜の頻尿(トイレが近い)

 

尿意切迫感(急にトイレに行きたくなり我慢できない)

 

切迫性尿失禁(急にトイレに行きたくなり、トイレに間に合わず漏れてしまう)

 

 

男性にも女性にも起こる病気で、高齢になるほど患者さんが増えてきます。

 

特に、40歳以上では8人に1人がかかっているともいわれている、結構ポピュラーな病気です。

 

 

 

 

年代別の過活動膀胱の原因まとめ

 

 

そんな過活動膀胱ですが、年代によって原因が少しずつ異なります。

 

ここでは、年代による原因の違いをまとめてみます。

 

 

 

10代、20代の男性の過活動膀胱

 

10代、20代の男性ですと、ストレスによる神経性の過活動膀胱が多いと言われています。

 

原因がはっきりわからないことも多いのですが、若い男性の場合前立腺肥大症が原因の過活動膀胱ということは少なく、他の原因が考えられます。

 

 

 

 

30代の男性の過活動膀胱

 

30代になると、10代、20代の頃のストレスによる過活動膀胱の他に前立腺炎が起こってくることも多いと言われています。

 

前立腺炎は急性の場合、腹痛や発熱が起こることもあります。

 

 

 

40代以上の男性の過活動膀胱

 

年を重ねてくると、自然と膀胱の働きが弱くなってきます。

 

また膀胱などを支えている筋肉なども弱って来ます。

 

さらに、過活動膀胱kの原因となる脳梗塞や脳卒中、脊髄損傷、パーキンソン病などの病気になる男性も増えてくるため、そういった原因の過活動膀胱も増加します。

 

前立腺肥大症も年齢により増えますし、肥大が徐々に大きくなってきますので、それによる過活動膀胱も増えてきます。

 

 

子どもの過活動膀胱

 

小学生や中学生、高校生の子供でも過活動膀胱になることがあります。

 

学校でトイレが近かったり、漏らしてしまうなんてことになると恥ずかしい思いをしてしまいます。

 

また、この年齢の子供だと誰にも相談できないで一人で悩むことも多いでしょう。

 

子どもの過活動膀胱はなんらかのストレスや、トイレの悩み自体がストレスとなってしまうこともあります。

 

病院でお医者さんに相談しながら、できる限りストレスを解消していってください。

 

 

 

過活動膀胱は原因を特定して治療すれば軽減する可能性が

 

 

過活動膀胱は、年代が若い場合は心因性によるものが多く、年代が上がるごとに膀胱の働きが弱ってくることによるものが増えてきます。

 

また男性の特有の病気、前立腺は年とともに肥大する方が増えますので、それが原因となることも多くなります。

 

すぐに命に係わる病気ではないのですが、過活動膀胱が原因で夜よく眠れずいつもつかれていたり、トイレが気になり仕事が手につかなかったり、トイレの心配で外出をしなくなったり、生活しにくくなっている人はたくさんいます。

 

簡単に相談できる悩みでもないので、一人で悩んでしまうこともあります。

 

それで、ひきこもってしまう方もいるので馬鹿にできない病気です。

 

過活動膀胱は治療が可能な病気ですので、詳しくは、病院で検査してはっきりさせると安心です。

 

治療や対処法はいくつかありますので、お医者さんと相談しながら自分に合った対策を探していってください。